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【問い合わせフォーム】生産者・産地ツアー・食材に関するご相談はこちら


茨城県公式note「シェフと茨城」では、飲食関係者や食のプロに向けた産地ツアーのサポートを無償で行っています。ツアー行程のご提案や、ご希望に合わせた生産者の紹介などを行っておりますので、ご興味のある方は、このページの末尾にある問い合わせフォームからご連絡ください。


■茨城県の生産地としての取り組みについて

首都圏に近い茨城県は、食材の産地としての姿にあまり馴染みがないかもしれません。

しかし、茨城県の青果物は、東京都中央卸売市場で16年連続で日本一(※2004~19年の取扱高)で、首都圏の食卓を支える大きな存在といえます。

海も山も、湖も里もある茨城県にシェフや飲食に携わる皆さんがいらっしゃれば、たとえば筑波山から霞ヶ浦を周り、最後は太平洋まで行って漁港を見学する茨城のダイジェスト的な産地ツアーだったり、霞ヶ浦の湖魚やさしま茶、酒蔵だけを巡るテーマ型ツアーなどを企画することができます。

しかも首都圏近郊の立地を活かせば1日でまわることができる。そうです、定休日を利用して、友人の食のプロたちや店のスタッフたちと一緒に日帰りで産地をまわることもできるのです。

「シェフと茨城」(茨城県 営業戦略部東京渉外局県産品販売促進チーム主催)では、noteを使っての発信とともに、シェフや飲食に携わる皆さんに生産現場を直に見学していただき、まだまだ知られていない生産者や食材との出会いの機会となる産地ツアーの企画提案やアテンドなどを通じて、そのお手伝いができたらと考えております。特に、下積み時代で時間の捻出が難しい若手のシェフの方々にも、産地の状況、食材の旬を肌で感じる時間を、ぜひ茨城で過ごしていただきたいです。

継続して茨城の食材を採用していただけるようなシェフの方々と生産者の関係性づくり、シェフとともに生産者も成長していけるような、相互に刺激し合い新たなクリエーションが生まれるような出会いを創出する場に茨城県がなっていけることを夢見て。

■これまで開催したツアー

これまで「シェフと茨城」で開催してきたツアーをいくつかご紹介します。

・茨城生産者ツアー秋編(2020年10月開催)/参加人数10名
オーナーシェフから名店のシェフ、独立準備中の料理人、同一店舗のチーム、そして若手料理人に至るまで、様々な立場で活躍する世代を超えた飲食のプロたちが集まりました。東京駅を出発して90分ほどで、筑波山の麓に到着すると「西崎ファーム」で放し飼いの鴨を見学。それから、「霞ヶ浦」へ移動し、地元の漁師から湖魚の文化を学んだあとは、汽水湖「涸沼」へ。昼食は涸沼で水揚げされた天然うなぎやひぬまやまとしじみを堪能。その後、全国で初めて栗でG1(地理的表示保護制度)に登録された飯沼栗の「下飯沼栗生産組合」を見学。その後太平洋へ抜け、磯崎漁港では鮑などの魚介類を見学します。そして最後は、旧七会村(城里町)の山奥にある「七会きのこセンター」へ。幻のキノコ「ハナビラタケ」の生態に驚かされます。県内の南部から中部の海や山、湖に里を巡る盛りだくさん(すぎる??)な内容で、茨城県の産地として魅力を最大限に体験できる一日になりました。
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<訪れた生産地>
・西崎ファーム(鴨)、霞ヶ浦漁業協同組合(シラウオ、鯉、ナマズ)、広浦屋(涸沼の鰻)、下飯沼栗生産組合(飯沼栗)、磯崎漁港(一口あわび)、七会きのこセンター(きのこ)

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・アルシミスト御一行ツアー(2021年3月開催)/参加人数7名
2021年4月に白金高輪から白金台に移転したミシュラン一つ星のフランス料理店「アルシミスト」は、移転準備期間を利用して山本健一シェフの妻・麻希子さん(マネージャー兼ソムリエ)の故郷・茨城の産地を回りました。茨城県南部を中心にしたツアーでは、”茨城の土の博士”といわれる「石田農園」の石田真也さんをたずねた他、珍しい食肉用のダチョウ、50種類以上のハーブやベビーリーフ、新利根川の川岸で放牧で育った牧草牛の乳からチーズをつくるチーズ工房などをまわりました。スタッフの大半総勢6名でまわったツアーでは、「お店全体で食材に対しての理解度が高まった」「実際に見てきたことなので、リアルな言葉でお客様に説明できる」など、リニューアルオープンするレストランにとって大いにプラスになったツアーだったとシェフの山本さんは話しています。
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<訪れた生産地>
クイーンズ・オーストリッチつくば(ダチョウ)、石田農園(野菜)、西崎ファーム(鴨)、大洋まほろ馬農場(ハーブ)、新利根チーズ工房(チーズ)

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・JULIA御一行ツアー(2021年3月開催)/参加人数7名
茨城県守谷市出身で、現在は外苑前のイノベーティブレストラン「JULIA」のオーナーソムリエでもある本橋健一郎さんと妻で同店シェフのnaoさんにとって、茨城はJULIAの創業地(つくば市)でもある大切な地です。創業10年を迎え、茨城の食材に向き合いたいと考えた本橋さんから、「僕の大事な茨城に行くなら飲食の仲間と一緒に巡りたい」とご相談をいただきました。集まったのは、都内の有名店のシェフや支配人、オーナーなど7名。多くのレストランにハーブやフルーツを卸す「シモタファーム」をはじめ、チョウザメやトラフグの養殖、放し飼いの鴨といった食材の他、常陸野ネストビールで知られる木内酒造の八郷蒸留所でウィスキーの試飲や、筑波山麓の稲葉酒造で日本酒の試飲が組み込まれるなど、ソムリエの本橋さんらしいツアーになりました。
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<訪れた生産地>
シモタファーム(ハーブ、野菜、果物)、キャビアフィッシュカンパニー 株式会社トキタ(チョウザメ、トラフグ)、西崎ファーム(鴨)、木内酒造 八郷蒸留所(ウィスキー)、稲葉酒造(日本酒)

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・さしま茶ツアー(2021年6月開催)/参加人数5名
20代・30代の若手バーテンダーや醸造家が集まり、茨城県西部のお茶の産地、猿島(さしま)だけを巡るディープなお茶ツアーを企画しました。まずは、日本茶の茶葉を使った和紅茶を製茶する「吉田茶園」で、和紅茶の製茶の工程(揉み・発酵・乾燥)を⾒学します。工程ごとにテイスティングさせていただき、製茶の各工程の理解がより深まります。さらに他の生産者のもとを訪ね、日本茶の茶葉を使ったウーロン茶の製茶方法、手揉み日本一の茶師の技などを学びました。猿島には、代表的な「やぶきた」の品種はもちろん、幻の「いずみ」という品種があるなど、茶葉の個性も特徴のひとつです。各茶園では各品種を横断的にテイスティングしたことで、より品種の個性を理解しやすかったようです。日本茶の広がる可能性を、若い感性で受け止める、「さしま茶」に絞った産地ツアーならではだったといえます。
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<訪れた生産地>
吉田茶園(和紅茶)、木村製茶工場(烏龍茶)、飯田園(手揉み茶)、長野園(和紅茶)

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■どんなご要望に応えられるか

①生産者の紹介
「どんな生産者のもとを訪れたらいいかわからない」といったシェフのみなさんのため「シェフと茨城」では、ご希望に沿った出会いをサポート。食材の種類や特徴だけでなく、生産者の人柄や立地などのご質問にもできる限りお応えいたします。

②産地見学ツアーのお手伝い
「店の定休日を利用して、日帰りで茨城の産地を回りたい」「水産物を中心に回りたい」など、ご希望や人数に合わせてツアーの行程案や生産者の紹介だけでなく、移動手段のご相談などにもできる限りお応えいたします。

③食材サンプルのご提供 など
産地での試食だけでなく、実際に厨房で調理をしてみたいというシェフには、食材サンプルを可能な限り提供しています。他にもシェフと茨城の生産者が持続的に交流していくサポートを行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

■問い合わせフォーム

皆様からのお問い合わせを、お待ちしております。

【問い合わせ先】
茨城県営業戦略部東京渉外局県産品販売促進チーム
Tel:03-5492-5411(担当:大曽根・飯村)


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