マガジンのカバー画像

料理する人

25
産地ツアーで出会った食材をさっそく使ったシェフの感想、使い方を紹介します。
運営しているクリエイター

記事一覧

茨城の育てる人との出会いから生まれた料理18品から見えたクリエイションの瞬間

料理人やパティシエにとってもっともクリエイティブな瞬間のひとつが新しい料理を生みだす時間…

生産者と料理人の幸運な出会いを生み出すことが茨城県の最大の使命なのかもしれない

東京・清澄白河は、江戸の下町風情が残る街ながらも、近年はサードウェーブコーヒーのカフェや…

レストランは農家と店のチーム戦。薄利多売を越えて茨城県産メロンの価値を高めること…

東京・白金にある「Yama」は、異なる素材や食感のスイーツをひと皿に盛り付けて提供する、皿盛…

熟成栗の可能性に改めて気づかせてくれた飯沼栗

デザートの世界で今注目をされているのが、アシェットデセールコースのレストランです。 アシ…

「それは無理」といわない懐の深さがパートナーとしての信頼感につながる

東京・表参道にある「バルバッコア」は、串刺しにした牛肉をじっくりと焼きあげたブラジルのバ…

新しい食材との出会いは、料理を変えていくきっかけになる

東京・日比谷の「Restaurant TOYO Tokyo」のパティシエ、大澤康二さんは、9月28日から6日間、…

お互いのモチベーションを高めるキッチンと産地のコミュニケーション

茨城県つくば市は、東京都小平市と山梨県北杜市とともに三大ブルーベリーの産地ともいわれるほど、栽培が盛んな地です。 1977年に筑波大学農林技術センターにブルーベリーの苗20本が定植されたことで、つくば市で栽培の研究が始まりました。つくば市の気候と日光のよく当たる平らな土地がブルーベリーの栽培に適していることがわかると、市の主要品目だった芝栽培の需要の低迷もあって、1990年代末から転作としてブルーベリーが推奨されるようになり、栽培が広がりました。 つくば市北地区の百塚で1

収穫の手伝いなのか邪魔しに来てるのか。本音は大好きな人に会いにきているだけなんで…

東京・池尻大橋の商店街の先にあり、1999年にオープンした老舗「パーレンテッシ」は、本場イタ…

奥野義幸さん|充電場所ではなく「新しいカルチャーの発信地」を目指してレストランを…

突然ですが「シェフと茨城」の読者の皆さんにクイズです。 「一人あたり0.688台」。茨城県に…

豊永裕美さん|栗から出てきても「かわいい虫だな」と思ってもらえたらいい

昆虫食レストランとして話題の東京・浅草橋の「ANTCICADA」で、食材調達担当として昆虫を中心…

森枝幹さん|霞ケ浦で大量に獲れるイサザアミで‟国産のカピ”を作る

シラウオやテナガエビなど多種多様な湖魚が獲れる茨城県の霞ケ浦に「イサザアミ」というエビに…

角谷 總さん|山里深い八郷が僕にとって最適なパン作りの場所でした

筑波山の麓に、隠遁した仙人のようなパン職人がいるんです――。 そんな話を事前に聞きながら…

小林幸司さん|料理人と生産者は、大きなジグソーパズルを完成させる小さなピース

長野・軽井沢に1日わずか1テーブル(最大4席、コロナ禍では席数を減らして営業)しか予約を…

前田哲郎さん|エチェバリのある山にあった「美しいと感じる心」を重ね合わせにいく

世界中の食通やFoodieたちが注目するレストランアワード「世界のベストレストラン50」の2019年版では3位にランクインし、世界屈指の名店と呼ばれるレストランが、スペイン・バスク地方の山中の村にあります。「焼く(Asado)」という意味をもつ「アサドール・エチェバリ(Asador Etxebarri)」です。 エチェバリのオーナーシェフ、ヴィクトル・アルギンソニス氏のもとで10年、現在はスーシェフ(副料理長)として働き、料理開発からオペレーション管理など文字通り”シェフの